こんにちはsoraです。
着物が着たい…
なんだけど
- 着物を着るのには何が必要なの?
- 着物の「選び方」「選ぶポイント」ってあるの?
そう、思われる方も多いのではないでしょうか?
なので、今回は「男性着物の着用に必要なもの」「用途と選び方」についてまとめました。
この記事を読み進めることで、購入前に予備知識を身につけ、必要なものを賢く揃えて素敵な着物ライフを一緒に過ごしませんか?
ではまず、男性着物を着るために必要なものから始めていきましょう。
男性着物の着付けに必要なもの
着物を着るためには、いくつかのアイテムが必要になります。
何から準備すればいい?
順番に解説していくね
まず、着物を着るために必要なアイテムを、着用する順番に解説していきます。
前日までに必ず必要なものを揃え、着る当日になって慌てないように準備していきましょう !!
1.肌着
肌着は着物を皮脂や汗から守る着物用の下着です。
汗や汚れを吸収することで、着物や長襦袢を清潔に保ちます。
- 肌襦袢
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- 直接肌に触れる肌着
- 吸水性のいい晒綿が一般的、夏用の麻素材のものもある
- 深いVネックのTシャツで代用することも可能
- ステテコ
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- 現代はズボン型のステテコが主流
- 滑りの良いキュプラ羽二重がオススメ
- 白や生成りなしの無地が一般的ですが柄物もあります
- 足袋
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- 礼装や茶席では白がマスト
- 男性の足袋は黒足袋・紺色足袋が一般的
2.長襦袢
長襦袢は着物の下に着るインナーウェア―として露出防止、べたつき防止、防寒の役割も担います。
また、着物の下から少し覗かせることでオシャレさの演出もできるアイテムです。
長襦袢は綺麗に着ることで、着物を着やすく、美しく仕上げることができます。
3.長着
長着とは、足首が隠れる長さの丈の着物、普段着から礼装とさまざまなシーズンで着用できます。
着物は長着と帯をベースに羽織や袴を足したり引いたりすることで装いのフォーマル度を替えていきます。
- 長着
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- 長襦袢の上に着る
- 足首が隠れる程度の丈の着物
- サイズはできるだけ自分にあったものにする
- 帯
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- 男性の帯には角帯と兵児帯がある
- 角帯は正式な場面で使われることが多い
- 兵児帯はカジュアルな場面で使われることが多い
- 履物
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- 着物や帯と合わせて色柄を選ぶと良い
- 「草履」「雪駄」「下駄」がある
- かかと少しでるくらいがベスト
4.羽織・袴
【羽織】
着物の上に羽織る上着のことで寒さや汚れを防ぐだけではなく、着物の印象を変えることができるアイテムです。
【袴】
着物の下に履くズボン上の衣類で主に卒業式や成人式などの晴れの日に着用されます。
- 羽織
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- 長着の上に羽織る
- 前身頃は羽織紐で留める
- 素材と形、紐の結び方でフォーマル感が変わる
- 衿の部分に半衿を縫い付けて着用
- 袴
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- 着物の下に履く足元の衣装、正装として用いる
- 素材と形、紐の結び方でフォーマル感が変わる
- 男性袴には「行灯(あんど)」「馬乗り(うまのり)」の2種類がある
あると便利な和装品
バック・袋物 | ・主に草履(ぞうり)や扇子(せんす)、ハンカチなどを入れるために使う ・「半月(はんげつ」「角帯揚げ(かくおびあげ)」「巾着(きんちゃく)」などの種類がある |
扇子 | ・暑さをしのぐだけではなく、所作や気品を表すものとして重要 ・扇子には「礼装用」と「普段着用」の2種類がある |
コート | ・着物を防寒や汚れから守るだけではなくオシャレ度を上げるアイテムとしても重要 ・「角袖コート」」「トンビコート」「マントコート」などの種類がある |
最低限必要な和装品
着物 | 一般的に男性着物は女性の着物よりもシンプルで落ち着いた色合いが多い |
襦袢(じゅばん) | 洋服にたとえるとワイシャツ、衿に半衿を付けて着る |
帯(角帯か兵児帯) | 角帯は袴下などや改まった時、兵児帯は普段着(紬・浴衣)などに |
足袋(たび) | 着物姿を引き締める重要な存在 |
履物(草履か下駄) | 履物は「下駄」「草履」「雪駄」の三種類あります |
腰紐(こしひも) | 着物の着付けで腰にしめる紐、女性用よりも幅が広く長さも長い |
半衿(はんえり) | 一般的には黒や紺、礼装には白半衿を着用 |
羽織紐(はおりひも) | 着物の羽織りを留めるために使われる紐、素材や形状はさまざまなタイプがある |
男のきもの正しい選び方
男のきものを正しく選ぶには、まず着るシーンや目的に合わせて着物の格を理解することが大切です。
男性着物はどこで買うのか
着物は商品を選ぶ以外にも相談すべき事柄が多いため、男の着物専門店で購入するのが理想でしょう。
しかし、現状ではその数は少なく実店舗としては「着物専門店」や「百貨店の卸福売り場」が中心になります。
また、どこで買えよいのかか分からない男性の中には、手軽にインターネットで購入する方も多いのではないのでしょうか?
男のきものを選ぶポイント
- どんなシーンに着るのか
- 素材の違い
- 季節の着こなし
- 既製品? お仕立て?
男性着物の選び方
お仕立てとは、反物から仕立ててもらうことです。
自分の体に合わせてオーダーメイドの着物を作ると自分サイズなので着崩れしにくくカッコよく着こなせます。
着物初心者におすすめ男性着物
街着
- 紬
- 上布
男性着物の予備知識
季節の着こなし
着物にも洋服と同じで季節があります。
ただし、着物の形が変化するのではなく素材や裏地を「付ける」「付けない」で異なります。
具体的な季節では
袷(あわせ) | 10月~5月頃まで |
単衣(ひとえ) | 5月~6月・9月~10月頃まで |
素材とメンテナンス
素材 | メンテナンス方法 | 特長 |
---|---|---|
正絹の着物 | 自宅で洗えない | 天然素材のため専門家にだす必要がある |
化繊の着物 | 自宅で洗える | 洗濯機で丸洗いできシワになりにくい |
木綿の着物 | 自宅で洗える | シワになりやすく洗濯後はアイロンが必要 |
ウールの着物 | 自宅で洗える | ウールは虫食いに注意が必要 |
麻の着物 | 自宅で洗える | 素材がゴワゴワしていてシワになりやすい |
男のきものおすすめ本
入門書でもっと詳しく知ろう
男のきもの大全
男の着物入門
着物生活をするメリット・デメリット
- 着物を着用するようになると、さまざまな知識を得ることができる
- 落ち着いた雰囲気の男性にみられる
- 日本の文化や伝統に触れることができる
- 一般的な洋服に比べると動きづらい
- 洋服に比べて手入れや保管が面倒
- 高額な着物も多くコストがかかる
男性着物のレンタル
男性着物のレンタルは、着物のレンタル店やネットなどにあります。
男性着物を扱ってる店舗は少ないので、事前に予約した方がよいでしょう♪