【着物初心者さん必読!】 着物の着付けに必要な小物一式と事前準備

着物着用に必要な和装小物

こんにちは、soraです。
着物は着るのには、たくさんの事前準備が必要になります。

とはいえ、普段馴染みのない小物も多く、必要な小物をどのように用意すればよいのか?
事前に何を準備すればよいのか?

戸惑いますよね。

着物初心者さんから、このような質問をよく受けます。

はな

着物を初めて着るんだけど何が必要?

はな

何をどう準備すれば良い?

はな

着物の小物ってどこで買うの?

なので、着物の初心者さんがこの記事を読むことで、安心して着物を着る準備ができるように書いていきます。

そら

一つ一つ解説していくね

まず、「着物」「」「小物」などの種類を知り、自分らしい装いに必要なアイテムが準備できるようになりましょう。

目次

着物を着る際に必要なもの

まず、最初に準備が必要なものは「着物」と「」です。
しかし、コーディネートは着物と帯だけで完成されるものではありません。

帯揚げ・帯締め」はもちろんのこと、「長襦袢半衿草履袋物」までトータルで考える必要があります。
また、着物は季節感を先取りする色や素材を取り入れることも大切です。

着物

着物は、着物を着る際には必要不可欠なアイテム。
着ていく場所やシチュエーションによって、TPOを意識したふさわしい格の着物を準備しましょう。

着物の格に合った帯を準備します。

襦袢

和装の下着のことで肌着の上に着るものです。
裾まである襦袢を長襦袢、上半身だけのものを半襦袢(裾よけとセットで用いる)といいます。

長襦袢の袖丈は着物に合わせ着丈は対丈です。
襦袢は半衿を掛けて着用するので着用までに必ず半衿を掛けておきましょう。

半衿

白や刺繍、絞り染めなどをTPOに合わせて使い分けます。

衿の汚れを防ぐため長襦袢の上につける衿で、汚れ防止と装飾の両方の意味合いがあります。
半衿は最初から付いているものではなく、自分で付けるものです。

事前に必ず長襦袢につけておきましょう。

足袋

女性の足袋は白のキャラコのものが一般的ですが、白の他にも色足袋や柄足袋もあります。

四枚こはぜや五枚こはぜがあり、ソックスのように履くタイプもありますが、足元がきれいに見えるように、足の形サイズに合ったものを選ぶことが大切です。

礼装の場合白足袋が基本ですが、普段着の場合には特に決まりはありません
なので、普段着物の場合は着物に合わせて自由にコーディネートを楽しむことができます。

男性用は黒足袋が一般的ですが、最近は女性と同様にデザイン性の高いものも増えています。

足袋選びにポイント

  • こはぜがゆるくないか
  • 足首がきつくないか
  • こはぜどめが足首もカーブにあっているか
  • かかとがあっているか
  • 足底がおおきくないか、せますぎないか
  • 甲があまっていないか
  • 指先があまっていないか
  • 指が曲がっていないか

自分に合う足袋が見つからないときはオーダーする方法もあります。

履物

台がコルク製で革や布でくるんでいるのが草履、木製の台や木製の歯がついたものが下駄、いずれも和装用の草履です。
和の装いでも足元は重要で、改まった装いには草履を履くのがルールです。
TPOに合った履物を準備しましょう。

草履はシンプルなものを最初に購入しカラフルな草履や下駄は好みで買い足していくとよいでしょう。

帯揚げ

着物と帯も間にふんわりと結んで入れる帯の形を整ええる大切なアイテムです。
おしゃれの目的以外に着付けをするうえでも重要な役割があります。
ちりめんや綸子、絞りなどがありますが、着物や帯にの格に合わせて使い分けます。

帯締め

帯締めは帯の形がくずれないように押し支えるもので、帯の中央で結び、帯を支えて固定します。
着こなし全体のアクセントとしても重要です。

袋物

結婚式などでは金や銀の入ったバッグを使います。
カジュアルなら洋装のものも使えます。
バッグは巾着型などの昔ながらのものより、洋装でも使えるようなものが最近は人気です。

着物を着る際に必要な小物

腰紐や仮紐に使う紐はウールモスリンなど、よく締まって肌あたりがやわらかなものがおすすめです。
幅は5cm程度で形を整え、着くずれを防ぐために使います。
使いやすくするために五角形に畳んでおきましょう。

必要な数
着物2本、帯結び用に1本、補正用タオルに1本
必要本数は着付け師さんにもよりますので事前に確認しましょう。

伊達締め

着物や襦袢の胸元、おはしょりを押さえ衿元を整えるのに使います。
絹とポリエステルのものがありますが、しやかでよく締まる絹で博多織がおすすめです。
汗かきなら濃い色は避け、色落ちの心配のない白や淡い色がよいでしょう。

必要な数
襦袢に1本、着物に1本

衿芯

差し込み芯タイプ、縫い付けるタイプのものがあります。
差し込み芯はやわらかいものがおすすめです。
縫い付けるタイプの芯は差し込む芯は不要です。

必要な数
1本

帯板

布製やプラスチック製のものがあります。
帯板は前帯にしわができないように帯の内側に挟む板状のもので前帯をきれいに見せます。

必要な数
1枚

和装クリップ

長襦袢と着物の衣紋を留めたり、端と端を留めたりと和装クリップはいろいろ役立ちます。

洗濯バサミでも代用できますが挟む力が弱く生地を傷めるリスクがあるので内側にラバーのついている着物クリップがおすすめです。
着物クリップは外出時にも何かと役に立ちます。

コーリンベルト

左右の衿を留め、打ち合わせを安定させます。

留める位置や強さ(調子)に気を付ければ大変便利で着心地が楽です。
こちらは、着付け師さんにより紐で代用される方がいます。

着付けをしてもらう場合は着付け師さんに必要なのかは確認するとよいでしょう。

肌襦袢

着物の下着。
さらし木綿を用いた単衣のものとガーゼの袷があり、2部式で上半身と下半身が分かれているもみのや1部式で上下つながったワンピースタイプのものもあります。

裾よけ

裾裁きをよくするために、腰に巻きつけて使用します。
肌襦袢と一体化したタイプもあります。
長襦袢の下に着る肌着は、直接肌に触れるものなので通気性や肌触りにすぐれたさらし木綿が一般的です。
裾よけは静電気の起こりにくいキュプラがおすすめです。

補正タオル

洋服とは異なり、直線裁ちで仕立て女性らしい体の凹凸が余計な緩みやシワ、着崩れなどの原因になってしまいます。

ウエストやおしりなどの補正のほか、腰紐が直接肌に食い込むのを防ぐ役割もあり、特に締め付けに弱い人には必須のアイテムです。

温泉で使用するような薄いタオルがおすすめ。

必要な数
最低でもタオル3枚は必要(体型ににより異なる)

帯枕

お太鼓むすびにしないときは不要。
お太鼓結びをするときに形を整え立体感をだすためのものです。
体型とお太鼓の形の好みに合うものを選びます。
すっきりしたお太鼓の形が好みなら、横長のロングサイズがおすすめです。

必要な数
1個

和装ブラ

和装ブラジャーは胸のふくらみを抑える下着です。
着物は胸が平らのほうがすっきりみえます。
和装ブラの代わりにスポーツブラでも代用できますが、ワイヤー入りブラは和装には不向きです。

ウエストベルト

腰紐の代わりに使う腰ベルトです。
マイサイズの着物が多い場合は締めつけなく楽なので腰ベルトがおすすめです。

三重仮紐

振袖や七五三などの華やかな帯結びをするときに必要なアイテムです。
三重のゴムの伸縮性により崩れにくく複雑で華やかな羽の形を作ることができます。

着物を着る前の事前準備

  • 着物や帯などのコーディネートを決める
  • しつけ糸はとる
  • 着物にしみ、汚れがないかの確認
  • 着物や帯はハンガーにつるす
  • 長襦袢に半襟を付けておく
  • 小物をすべて用意する
  • 草履やバックも用意する
  • ヘアースタイルを決める
  • 天候の確認

小雨などの予想の時は雨具・替えの足袋を用意しましょう。

着物を着る当日、直前にすること

  • 襦袢に衿芯を通す
  • 帯を蛇腹にたたむ
  • 小物を手の届く高さのところに準備
  • トイレを済ませる
  • ヘアーメイクを済ませる
  • 夏場など暑い時期は汗をかかないように冷房で部屋を冷やす

帰宅後のアフターケアー

  • 着物のしみや汚れをチェック
  • 着物・帯をハンガーにかける
  • 襦袢をハンガーにかける
  • 帯揚げや帯締めなどを椅子などにかける
  • 腰紐や伊達締めも椅子などにかける
  • 肌着・足袋の洗濯
  • 履物は風通しのよいところに

着物や帯をいつまでも気持ちよく着るためには、帰宅後のアフターケアーが需要です。
基本は陰干しをして湿気をとること。
小物類もしっかり干してから片付けましょう。

着付けQ&A

着物は左前・右前?

着物の衿合わせは男女関係なく、左側が上「右前」です。

衿もとがゆるんできたらどうしたらいい?

衿元の緩みをなおすときは身八つ口に手を入れて衿を引っ張ります。
このとき胸元にも緩みがある場合は、最後に前側のおはしょりを下に引っ張ってください。
衣紋が詰まったことによって衿が緩んだ場合は背中の真ん中を下に引っ張り、もう一度衣紋を抜いてみましょう。

裾(すそ)が落ちている時はどうしたらいい?

おはしょりをめくって腰紐を押さえ、その上の部分を引き上げ、裾の長さを直します。腰紐がゆるんでいるようなら結び直しましょう。

着るために基本として気をつけることは?

まず着物をきれいにきたければ「長襦袢をきれいに着る」マイサイズの長襦袢であれば、着方もきれいになる確率が確実にあがります。

着付けに必要なもの一覧表

着物準備の注意点

  • きれいな手で
  • きれいな場所で

着用中の注意点

正絹は水が大敵で水ジミは自宅のお手入れではとれません。
なので、特にお手洗いでは気を付けてください。

食べこぼしなどで汚したら「慌てない」「生地をこすらない」「熱を加えない」「乾いた布で水分を吸いとる」を心がけましょう。

おしぼりで拭くは絶対厳禁です。

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