こんにちはsoraです。
今回は、着物初心者さんがどんな着物から始めればよいのか分からない。
そんな方に向けて、お手入れがしやすくお手軽な着物をテーマに書いていきます。
着物初心者さんは、このようなことを考えているのではないでしょうか?
おしゃれで普段着感覚で手軽に着られる着物が欲しいなぁ…
着物のお手入れって分からないんだよなぁ~
お手入れ簡単な着物が欲しい!
このようなことを解決できるおすすめの着物。
「木綿着物」について紹介していきます。
木綿着物は「女性・男性」にとても人気の着物です。
なんでオススメなの?
解説していくね
木綿着物は、日本の風土に合っていて天然素材なので肌にやさしく着心が良い。
自宅で洗えてお手入れ管理が簡単。
木綿着物は、お手軽でカジュアルに洋服感覚で楽しめる着物です。
生地は厚手のものから薄手のものまであり、産地も全国にありそれぞれに特色があります。
着物初心者におすすめの木綿着物
では、なぜ具体的に初心者さんに木綿着物をおすすめするのか?
- 比較的お手軽価格
- 3シーズン着れる
- お手入れが簡単
- 幅広いおしゃれを楽しむことができる
- 天然素材、肌にやさしく着心地がよい
詳しく解説していきます。
比較的価格がお手軽
何よりオススメなのが、一般的に木綿着物は絹の着物に比べて比較的お値段がお手軽。
木綿着物は、手軽に洋服感覚で楽しめるお手軽な着物なのです。
お手入れが簡単
ネットに入れ自宅で洗濯機に入れて洗濯することができます。
お手入れ方法
- 畳んでネットに入れる
- 弱流水で洗う
- 脱水弱
- 着物ハンガーで形を整えて干す
- 気になるしわはあて布をしてアイロン
扱いやすく着付けしやすい
木綿着物とは
日常気軽に普段着物として着用できる天然素材(綿糸)。
肌触りはやさしく、ほっこりとした素朴な風合いの着物です。
日常に着用できる普段着物なので、幅広いおしゃれを楽しむことができ、雰囲気は街になじみます。
また、正絹の着物と比べると安価で着用しやすいことから、初心者にはとてもおすすめの着物です。
水に強く丈夫なので自宅で洗うことができ、実用性が高く初心者でも扱いやすいの魅力の一つです。
木綿の種類は豊富で産地の木綿のほか、洋服生地でつくられた木綿着物もあります。
木綿着物の特徴
- 産地によって異なる風合いの裏地をつけない単衣(ひとえ)仕立ての着物
- 盛夏を除く、盛夏をのぞく3シーズンで着用できる
- 自宅で洗濯できるので汚れを気にせず気軽に着用できる
- 縮みやすく、しわが付きやすいのでお手入れには注意が必要
- 扱いやすいので着付けがしやすい
木綿着物は、お手入れらくらく春から初夏の頼れる着物なのです。
木綿着物は自宅で洗えますが、とても縮みやすい素材です。
そのため仕立てる前に水通しをし、あらかじめ生地を縮ませておく必要があります。
木綿着物は裏地をつけない単衣(ひとえ)の仕立てが一般的です
他の着物との違い
木綿着物は正絹の着物と比べると生地が厚いので単衣(ひとえ)の着物に仕立てるのが一般的です。
単衣の着物は夏場を中心に着用しますが、木綿着物は生地が厚いので袷の仕立てにせずとも通年着用することができます。
木綿着物のメリット
- お手軽価格、生地が丈夫
- 汚れが目立ちにくい
- 通気性、吸収性が良い
- 着心地、肌触りが良い
- 天然繊維
最大の良さは手触りと着心地の良さでしょう。
また、麻のように繊維が空洞というわけではないため保温性があります。
薄手のものは暑い時期、厚手のものは寒い時期にといったように着たい季節に合わせて選ぶこともできるお手軽で丈夫な着物です。
木綿着物のデメリット
- 縮みやすい
- しわになりやすい
- 色落ちしやすい
- 摩擦によわく毛羽たちやすい
- TPOに合わない場所では着用できない
綿の洋服と同じように、水により縮みやすくしわになりやすいので、洗濯にあとはアイロンが必要になります。
また、洗濯でどうしても色落ちしてしまうことがあります。
木綿着物に合わせる襦袢と帯
木綿着物はカジュアルな着物として代表的なオシャレな外出着です。
洋服でいうジーンズにTシャツ、スカートにラフなブラウスといった感覚です。
合わせる襦袢や帯は、幅広く木綿素材のものから絹のものまで幅広く着用でできます。
木綿着物に合わせるおすすめ襦袢
- 着物の雰囲気に合わせて色柄が入った襦袢もあわせられる
- 着付けにつかう襦袢は絹がオススメ
襦袢には長襦袢、二部式襦袢、筒袖の半襦袢といったタイプがありますが、木綿の着物はカジュアル着なの好みで選ぶことができます。
木綿の着物は摩擦により静電気が起こりやすいので、できれば絹の襦袢を合わせることをおすすめします。
そうすることで、もたつかず歩きやすくなるでしょう。
カジュアル帯
木綿着物にはこちらのカジュアル帯を合わすことができます。
- 八寸帯
- 名古屋帯
- 半幅帯
- お洒落袋帯
- 博多帯
木綿の着物の「格」「種類と産地」
木綿着物の格
木綿着物の格は「普段着」です。
TPOに合わない場での着用は避けましょう。
木綿着物の種類と産地
木綿きものを着だすと気になるのがその産地ではないでしょうか?
全国各地で生産される木綿着物は、産地が違えば色合い、着心地や風合いも違います。
欲しい木綿きものを探すときの参考に…
- 会津木綿(福島)
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江戸時代初期に生産が始められた。
主に庶民の労働着や日常着として愛用
柄は縞や格子シンプルなものが多く生地は厚手で丈夫
- 片貝木綿 (新潟)
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小千谷市よりの少ない太細の糸を組み合わせて織られ、手触りはやわらかく頑丈な作りなのが特徴です。
柄はシンプルな格子、色は紺からピンクまで幅広く多くの人が愛用できます。
太い糸のおかげで型崩れしにくく肌触りが良いので普段着として着るにはうってつけの木綿です。
- 遠州木綿(静岡)
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静岡県浜松市で織られる遠州木綿。手織りに近いやさしい風合いと、日本人ならではの感性が育んだ美しい色合い、柄。 特に「遠州縞」と呼ばれる縞や格子柄はバリエーションに富み、 現在進行形で更なる進化を続けています。
横糸を通すために必要なシャトルがある「シャトル織機」を使い、じっくりと織りあげていくことで、ふっくらと肌触りが良く仕上がるのが特徴です。
- 伊勢木綿(三重)
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洗う度にどんどん生地が柔らかくなる伊勢木綿。織元さんはたった1件しか現存していない、ってご存知でしたか?一度は世の中から姿を消してしまった柄や文様を再現しながら、現代の色と融合させ織りなされる貴重な織物です。
- 備後絣(広島)
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綿職の産業が盛んにおこなわれていたのに加え、1844年福山藩主阿部正弘が倹約令で絹を禁じて以降、発展していった結果備後絣が考案されたと言われています。
また備後絣の特徴は、藍色というよりも黒に近い紺色をしている点です。古くから藍色に染める技法は、搗染め(かちぞめ)と呼ばれていました。
鎌倉時代には武将が「勝ち」とかけて、藍色が濃いほど勝利に近い色として扱うようになったため、より濃い紺色が定着したのです。
備後絣はこの濃い紺色に染め上げられているので、一見黒く見えることもあります。
まとめ
木綿着物はお手入れしやすく、長いシーズン着ることができます。
また、合わせられる帯も幅広く、コーディネイト次第で着物の「奥行・個性・自分らしさ」が表現できます。
木綿はタオル・Tシャツ・ベッドカバーなどいつも暮らしのそばにある身近な存在♪
木綿着物は木綿から作られるため、濡らしても汚しても簡単にお手入れできるという安心感があります。
なので、きもの初心者さんも木綿の着物なら始めやすくオススメです。