こんにちはsoraです。
着物に興味があるけれど一歩が踏み出せない。
着物は洋服に比べて大変なんだよな
このようなイメージをもたれる方も多いのではないでしょうか?
しかし、男性着物は女性の着物に比べると比較的簡単です。
また、体型に左右されることなく男性の魅力を引き立ててくれます。
どのように?
- 細見の方はスラリとした着姿
- 恰幅のよい方は権威ある枠な姿
着ているだけで場の雰囲気を盛り上げ、あなたの魅力をより引き立てます。
- 普段着としてカジュアルに
- オシャレ着として枠な着こなしで
着物を着こなしワンランク上の自分をめざしましょう。
着物は男の魅力を引き立てる
着物には特別感があります。
着る男性の雰囲気や印象をポジティブに変え、周りから際立つ特別な存在へと導きま
男性着物の魅力とは
男性着物の魅力は数知れず沢山あります。
- 纏った人の洋服では引き出せない良さを引き立てる
- 気品を引き立てる装いが優しさと知性を引き出だす
- 体型に関係なく誰でも着こなせる
- 唯一無二の美しさが男性の魅力を引き出す
- それぞれに合う一着が存在する
着物は、着る人のセンスにより十人十色の組み合わせが楽しめ、自分らしさを表現することができる魅力的な装いです。
では、男性着物の魅力を引き出す種類と着こなしについて解説していきます。
- 男性着物にはどのような種類があるのか?
- どのような着こなしができるのか?
あなたの魅力を引き立てる装いについて考えていきましょう。
男性着物素材の種類
男性の着物は素材や組み合わせ、紋の有無によって格が決まります。
- ベースとなる長着そのものの素材の格を知る
- 着慣れた洋服に例えてみる
羽二重(はぶたえ)
「羽二重」は撚らない生糸を使うため、表面がなめらかで光沢があり滑らかで肌触りの良い生地なのが特徴。
- 一般に、白生地として織り後染めする最上格の素材
- 現在は喪服や男性の式服に多く使われる
- モーニング
- タキシード
縮緬(ちりめん)
意図的にシボをたたせた織物を「縮緬」白生地で織り、染め加工をして着尺などにします。
- 「一越縮緬」「古代縮緬(二越縮緬)」「三越縮緬」などが広く利用される
- 一越が最もシボが細かくなる
- ビジネススーツ(スーパー180’Sなど)
御召 (おめし)
「御召縮緬」を略して「御召」といい織りの着物に分類されます。
御召の名前の由来は、徳川十一代将軍の家斉(いえなり)が御召を好み、他の者が着ることを禁じた留柄(とめがら)を作り、位の高い人が着る衣類を御召料(おめしりょう)としたことから御召縮緬と呼ばれるようになったとされています。
- 御召は礼装用にも選ばれますが普段の外出着にも向いた素材
- 一枚あるとよそゆきからオシャレ着まで幅広いシーンで活用できる
- ビジネススーツ(シャイニースーツ)など
紬(つむぎ)
「織り」の着物で代表格になる万能の素材。
- 紬着尺は男性も選択肢が多い
- 普段着からオシャレ着まで幅広く活用できる
- また、温もりのある素材感や応用力を魅力的
- ビジネススーツ(ツイードジャケット)
麻・縮(あさ・ちぢみ)
夏の素材。
麻は、シボという凹凸感がある「縮」と細い麻糸で織られたシボの少ない上等な「上布」の2種類があります。
縮は麻を使用して縮緬の技法で織りあげた夏の素材です。
夏着物はハードルが高く思われがちですが、夏着物に以下のようなメリットがあります。
- 麻の着物は自宅で洗濯ができる
- 着こむほどに肌になじんでくる
- サマースーツ(シアサッカー)
木綿(もめん)
「木綿」は綿花から紡いだ糸で織られた素朴な風合いが特徴。
裏地をつけない単衣(ひとえ)仕立てにします。
- 一般の木綿生地も薄手のものから厚手のものまで用途によってさまざま
- 手入れがしやすく普段着に適した素材
- コットンジャケット
着物には2種類あります。
- 「染めの着物(後染め)」白生地を織ってから染色
- 「織りの着物(先染め)」糸の段階で染色
男性着物の着こなし
ここからは、着こなしについて詳しく解説していきます。
- 男性着物にはどのような種類があるのか?
- 格によるルールとはどのよなものがあるのか?
まず、
礼装
礼装いにはいくつかのルールがあります。
黒紋付・羽織・袴【男性の第一礼装】
「長着」「羽織」ともに必ず五つ紋を日向紋(紋形を地に白く表す紋)に染め抜くのが決まり。
結婚式に列席する花婿の仲人、新郎新婦の父親、主賓であれば記念式典などにもふさわしい装いです。
黒紋付羽織袴 | 明治時代に定められたの正礼装 |
---|---|
長襦袢・半衿 | 白が最も正式 立場や地域によっては薄いブルーやグレーなど色の長襦袢を持ちいることもある |
長着 | 黒の羽二重に五つ紋を付ける |
羽織 | 黒の羽二重に五つ紋つける 額裏は無地 羽織紐は丸組または、平組の白を用いるが、不祝儀の際はグレーや黒を用いることもある |
帯 | 正礼装には「白の献上博多帯」または「無地の角帯」を合わせる 不祝儀の際は地味な色合いの帯を締める |
袴 | 仙台平・米沢平の「黒」「茶」「グレー」いずれかの袴地の縞柄 縞の太さに種類がある 袴紐は横十文字に結ぶ |
祝儀扇 | 祝儀用の扇子を必ず帯に差す 挨拶のときには手にもつこともあるが決して扇いではいけない |
履物 | 白鼻緒の雪駄が正式 白鼻緒であれば畳表の草履でも問題ない 不祝儀の際は黒鼻緒を合わせることもある |
足袋 | 祝儀でば必ず白足袋を合わせる 不祝儀の際は、地域のよっては黒足袋を履くこともある |
色紋付・羽織・袴
色紋付・羽織・袴の装いルール
正礼装には、仙台平の縞袴を合わせます。
色紋付羽織袴 | 紋の数によって正礼装から略礼装まで格が変わる |
---|---|
長襦袢・半衿 | 五つ紋で正礼装できる場合は白が正式 黒紋付羽織袴と同様に立場や地域により薄い色を用いる場合もある |
長着 | 染め抜き日向五つ紋で正礼装にする場合は「羽二重」長着の衿に白羽二重を重ねる 長着の衿に白羽二重を重ねないのは略礼装 |
羽織 | 長着と長着同じ色の羽織を用いて五つ紋か三つ紋一つ紋を付ける 羽織紐は正式には白、準・略礼装として着る場合は色付きでも |
帯 | 正礼装として着る場合は白の献上博多帯、上質な織りの無地の角帯 準・略礼装の場合でもできるだけ無地感の強いもの |
袴 | 長着と羽織の色に合った色味のもの 仙台平の縞袴をあわせれば格が上がる 五つ紋に縞袴で正礼装の装いになる |
祝儀扇 | 礼装では必ず祝儀扇を持つ |
履物 | 正礼装では白鼻緒の草履の雪駄、畳表の草履が正式 準・略礼装の場合は色の付いた色足袋を履く場合もある。 |
足袋 | 礼装では白が基本 茶席や色織紋付羽織袴を装う場合でも白足袋 準・略礼装では色足袋でも |
お出掛けの洒落着
長着+羽織+袴
式典以外でフル活用できるフォーマルセット、一式持っていると幅広い場面で活躍できます。
縮緬や御召、紬にアンサンブルの羽織と袴を合わせるとドレスコードのないパーティーでも着られる装いになります。
長着+羽織(アンサンブル)
ネクタイを締めたスーツの装いになります。
- ホテルや高級レレストランや気軽なパーティー
- 洒落着として楽しめる
- 男性の着物は羽織と袴を合わせることで、改まったよそゆきとして着ることができる
- カジュアルなパーティーではアンサンブルの羽織だけでも問題ない
くつろぎのお洒落着
長着+袴
- 紬に無地の袴を合わせれば軽快
- 紋のない羽織を合わせればボタンダウンにジャケット感覚
長着+羽織
長着と羽織で素材の異なった組み合わせは、アンサンブルよりも気軽なジャケット感覚の装いになります。
色や素材の組み合わせを自由にチョイスし、あなたらしく楽しんでみましょう♪
着流し
長着と帯だけの装い、洒落着の中でも普段着感覚て着られるプライベートな装いになります。
洋装でいうジャケットを着ないスタイルなので、高級レストランなどは不向きです。
- 友人とのお食事やデート、ショッピングなど普段おしゃれをする感覚で楽しむ場合は組み合わせは自由自在
洒落着・夏
麻
夏の着物として一枚は持っていたい縮(ちぢみ)。
足袋を履き、夏羽織を羽織ればよそゆきとして着用でき、プライベートで装うのであれば素足でも問題ありません。
木綿
夏向きの薄手の木綿着物は浴衣感覚で着用できます。
逆に変わり織りの浴衣に半衿と足袋を合わすことで、夏きもの風の装いも楽しめます。
- 麻の長着や浴衣に半衿をつけ、足袋を合わせれば夏の着物風
- 薄物の夏用羽織や袖無羽織を合わせればとてもお洒落な装い
着物の色や柄は、年齢や好みに選ぶことが大切です。
若い人は明るい色や大胆な柄が良く似合い、年配の方は落ち着いた色や小さい柄が上品でしょう。
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